おそ松さん ♯5 ネタバレあり [おそ松さん]

おそ松さんの第5回目、「カラ松事変」「エスパーニャンコ」の2編。

A「カラ松事変」

おそ松たち6人はいつもチビ太の屋台で「つけにして」は事実上タダで飲み食いしていた。業を煮やしたチビ太はカラ松(次男、ナルシスト、青)を誘拐して残りの兄弟5人に100万円を要求するが、チョロ松(3男、常識人、緑)以外、気にも留めることがなかった。チョロ松も周りの雰囲気に流されて、結局、カラ松はひとり散々な目にあって放置されて「おわり」

すごく「おそ松くん」的な回。

クズ兄弟に翻弄されるチビ太、カラ松が死ぬ目に遭っても知らん顔するどころか100万払いたくないためにカラ松に攻撃すら加える兄弟。

B「エスパーニャンコ」

デカパン博士のもとを訪れたいち松(3男、ネガティブ、紫)と十四松(4男、何も考えてない、黄色)。
友達のできないいち松に、ペットのネコと友達になれるような薬はないかと十四松が相談する。

デカパンの薬でニャンコが「人の本音がわかってそれを代弁する」能力を持ってしまう。

ニャンコによって次々と暴露されるいち松の本音。
ここの、怒涛のいち松の心の叫びの下りは、視聴者の心をえぐります。

私はもう感受性も心の軟(やわ)なひだも衰えてるので、この程度のグサグサでは響きませんが、でも、これを10代、20代で見ていたら、受けたダメージは大きかったかもなと。

そしてそのいち松を温かく取り囲む兄弟の中にAパートで相手にされなかったカラ松の姿はありませんでした。

沈む夕日をバックに兄弟5人が心をひとつにいち松を受け入れるそのシーンを、傷だらけのカラ松が遠くから見かけて「扱いが全然違う!」と涙にくれてエンド。

AのオチがBに引き継がれてる。


せっかくのハートフル回が最後のカラ松の無残な扱いとの比較で、極悪非道な回とさえいえる

これが視聴者の阿鼻叫喚を呼んだらしく、「イジメにもほどがある」「カラ松の扱いに胸が痛んだ」とテレビ局に意見が殺到したとか。




多分これは、マジレスするのもなんだけど、アレだ、カラ松の件にはお金が絡んでたけど、いち松の件にはお金は絡んでない、しかもカラ松を誘拐したのはチビ太。大したことにはならないだろ、ということじゃないかな。うん。


でも、、これは確かに、、兄弟の「格差」を感じながら生きてる人にとっては、心をえぐられるようなカラ松の扱いではなかったかと。

ギャグ漫画なのに、こういうショッキングな話がいきなりあるからあなどれない。

おそ松さんは♯1がDVDに収録されないことになって、丸々作り直されることになり、♯3は 地上版が放送後、その後に放送のBS版では自主規制版が流され、しかもテレビ東京が公式に内容を謝罪しています。

なんかすごいです。
次回はイヤミが主役の回です。

今度は何が起こるんでしょうか・・・

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