「コンスタンティン」「シャッターアイランド」「レディ・イン・ザ・ウォーター」 [サブカルチャー]
レンタルして観た映画DVDの感想です。
■コンスタンティン■
2005年
監督 フランシス・ローレンス
主演 キアヌ・リーブス
原案 DCcomics 「hellblazer」
■あらすじ
天国と地獄、そして人間界の三国間には不可侵条約があって、本物の天使も悪魔も自らは人間界に来ることは許されなかった。
しかし、人間界で直接人間に関与し、魂をそれぞれの世界へ引き込むための、天使でも人間でもない者、悪魔でも人間でもない者というハーフブリードという連中がいた。
末期の肺がんのため、余命いくばくもないコンスタンティンはいわゆるエクソシストだが、過去に自殺未遂をした経験があり、そのせいで地獄行きが決定していた。
コンスタンティンはハーフブリードの中でも特に悪事を働く者を(神のために)悪魔祓いすることによって、なんとか罪をあがない、地獄行きを免れたいと必死だった。
そして神側のハーフブリード、ガブリエルに何度も相談するのだが、ガブリエルは、「自業自得。悔い改めよ。」と、冷たく突き放すのだった。
そんな中、メキシコで「聖槍」が発見され、地獄では魔王サタンの子が、父ルシファーに反逆を起こし、掟を破って自ら人間界に乗り込む計画を発動したのだった。
…またですよ。
またガブリエルですよ。
…ガブリエルって何か欧米では悪いイメージでもあるんでしょか?
もちろん、これに登場するガブリエルさんは、「大天使ガブリエル」とは関係なく、名前がガブリエルなだけ。らしいのだけど、そこらのハーフブリードよりははるかに神に近い権限を与えられてるように見えます。
てか、まんまガブリエルの化身と捉えるがふつうじゃないですか?でなかったら何も別の名前でいいわけだもの。
このガブさんは「レギオン」の無骨なガブリエルと違って中性的で優美なガブリエルです。
とてもいいキャスティングだと思います。><
これはやっぱり、文句なしに面白い作品ですね。
いくつかの謎が取沙汰されていますが、これは日本語訳じゃなく、英語版のまま観れば解けるのが多いような気がします。と云っても私にはそこまでの英語力はないんですが。
そんなことより、コンスタンティンのキアヌリーブスはもう、どこまで美しいんでしょう。
見ててほれぼれしてしまいますね。女心わし掴みです。
役柄は「ひねくれ者で身勝手で自己中心的でナルシスト」、な男らしいんだけど、
傍から見てる分には全然無問題、もうなんでも許しちゃうよー。みたいな。
劇中、何度もヒロインのアンジェラとキスするほどの距離に顔が近づくのに
全然キスしないで終わってしまう。
男女関係なく顔を近づけるシーンがやたらに多いんですが、あれは監督、ワザとやってますね。
って、ここまで、「なんだ、ものすごく下らない映画評だな」と思われるかもしれないですが、「アイアンマン2」にしても「コンスタンティン」にしても、ハリウッド型超娯楽大作に関してはケチのつけようも、個人的感動も、あまり書く必要がないように思うのです。
すごい面白かったよー!と、それだけ。
2012年に「コンスタンティン2」が公開予定らしいです。
キアヌリーブスはまた使ってもらえるのかしら?
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■シャッターアイランド■
2010年・アメリカ
監督 マーティン・スコセッシ
出演 レオナルド・ディカプリオ
■あらすじ 〔by amazon.co.jp〕
精神を病んだ犯罪者だけを収容し、四方八方を海に囲まれた「閉ざされた島(シャッター アイランド)」から一人の女が姿を消した。
島全体に漂う不穏な空気、何かを隠した怪し気な職員たち、解けば解くほど深まる謎……。
事件の捜査に訪れた連邦保安官テディがたどり着く驚愕の事実とは!?
公開当時結構話題になってたと記憶する作品。
監督も主演もすごいじゃないですか。
でも、これに登場するデカプリオはなんだかちょっと顔は丸いし目つきの悪い童顔、というアンバランスさでどことなくオーラも薄かったので、観てる途中で何度も、これホントにディカプリオなの?と自問してしまいました。
今回はネタばれなしにしておきましょう。
最後のオチが物語の最大の要なのです。
何が真実でどうしてそうなってしまったのか…誰が悪いのか。
ただ、もうちょっと謎を深めて欲しかったなあ。
院長なんか最初から「いい人」すぎて、「あの院長すげ~怪しい」というワクワクさが乏しいのです。
事あるごとにナチの悪行と絡めたのは良かったけども。
相棒チャックもデカプリオを「ボス」と呼んでる割りにはタメ口だし、って、これは翻訳した人の演出ミスではないかと。
もちょっと二人の関係をしっかり描いておいたほうがエンディング効果が高いんじゃないのかなあ。
■私の評価
序盤は大変面白かったんですが、中だるみしてます。
でも耐えられる程度です。
一度観ても損はしないと思いますがおすすめはしません。
観終わった後にそこはかとない不快感が残る作品。
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■レディー・イン・ザ・ウォーター■
2006年 米
監督 M・ナイト・シャマラン
脚本 M・ナイト・シャマラン
■私の評価
私の評価を先に言えば、これはかなりの良作かと。これはとても好き。
世間一般では評価が低いようなんですが、私は本当によくできた作品だと思います。
この作品が肌に合う人なら存分な感動を授かりかつ心に残り、そうでない人にとってはどうでもいい作品。
だから私がおすすめしたからと言って、誰もが面白いと思う作品ではないのかもです。
■あらすじ
心に傷を持つアパート管理人クリーブランド。
ある晩、アパート付随のプールで無断で泳いでる少女を発見。
少女はクリーブランドの管理人室に住みついてしまう。
クリーブランドは少女の数少ない言葉を読み取り、それらをつむぎ合わせて謎を解き、アパートの住人たちの手を借りて彼女を助けようとする。
少女はストーリーと云う名で、水の精の国から、太古の昔に水精と決別してしまった人類を救済しにきたのだった。
アパートの住人たちは平凡な、どこにでもいるような人たちの集大成。
どうでもいい人生、大して人の役にも立たなそうに見える彼ら。
…だけどそうじゃなかったのです。
大した才能もないごくごく普通人々がそれでもがんばって水の精ストーリーを助け、そして人類の未来も救うのです。
なんでだか、観てる途中で知らず知らずに涙がハラリと。
主人公クリーブランドは真摯で前向きで、とてつもなく善良。それだけが取り柄の人です。
無条件で水の精霊ストーリーの言葉を信じ、役割を果たそうとする。
アパートの住人たちもそう。
誰ひとり、ストーリーの存在やらクリーブランドの基地外じみた言葉を疑わない。
だけどそれは当然。
だってこれは「おとぎ話」だから。
冒頭のナレーションで人間と水の精たちの関係が説明され、ぶっちゃけ「奥様は魔女だったのです。」と宣告されてるのです。
観客がそれを了承し、これはファンタジー部門の映画なんだなと認識しているのだから、登場人物たちがやはり何の疑いもなく、「水の精ナーフ=少女ストーリー」だと主人公に説明されて、それを受け入れるのは違和感のないことなのでは。
これは大人にもまだ残っている純真な心で素直に「おとぎ話」を受け入れ、未来につなげようじゃないかというお話なのでは。
だからこの作品唯一の被害者は「映画評論家」の男。
理屈で作品を評価し、「フィクション」、「誰かが作り上げた世界」を「くだらない」の一言で一刀両断に切って捨ててしまう男。(え?私?><)
クリーブランドも彼の理路整然とした推理に一度は惑わされてしまいます。
少女、ストーリーは口数が少なく神秘的で、自分じゃ何にもしない。
だけどもかなり強いオーラが出ています。
クリーブランドでなくても、彼女の力になりたい。と思わせるような。
■コンスタンティン■
2005年
監督 フランシス・ローレンス
主演 キアヌ・リーブス
原案 DCcomics 「hellblazer」
■あらすじ
天国と地獄、そして人間界の三国間には不可侵条約があって、本物の天使も悪魔も自らは人間界に来ることは許されなかった。
しかし、人間界で直接人間に関与し、魂をそれぞれの世界へ引き込むための、天使でも人間でもない者、悪魔でも人間でもない者というハーフブリードという連中がいた。
末期の肺がんのため、余命いくばくもないコンスタンティンはいわゆるエクソシストだが、過去に自殺未遂をした経験があり、そのせいで地獄行きが決定していた。
コンスタンティンはハーフブリードの中でも特に悪事を働く者を(神のために)悪魔祓いすることによって、なんとか罪をあがない、地獄行きを免れたいと必死だった。
そして神側のハーフブリード、ガブリエルに何度も相談するのだが、ガブリエルは、「自業自得。悔い改めよ。」と、冷たく突き放すのだった。
そんな中、メキシコで「聖槍」が発見され、地獄では魔王サタンの子が、父ルシファーに反逆を起こし、掟を破って自ら人間界に乗り込む計画を発動したのだった。
…またですよ。
またガブリエルですよ。
…ガブリエルって何か欧米では悪いイメージでもあるんでしょか?
もちろん、これに登場するガブリエルさんは、「大天使ガブリエル」とは関係なく、名前がガブリエルなだけ。らしいのだけど、そこらのハーフブリードよりははるかに神に近い権限を与えられてるように見えます。
てか、まんまガブリエルの化身と捉えるがふつうじゃないですか?でなかったら何も別の名前でいいわけだもの。
このガブさんは「レギオン」の無骨なガブリエルと違って中性的で優美なガブリエルです。
とてもいいキャスティングだと思います。><
これはやっぱり、文句なしに面白い作品ですね。
いくつかの謎が取沙汰されていますが、これは日本語訳じゃなく、英語版のまま観れば解けるのが多いような気がします。と云っても私にはそこまでの英語力はないんですが。
そんなことより、コンスタンティンのキアヌリーブスはもう、どこまで美しいんでしょう。
見ててほれぼれしてしまいますね。女心わし掴みです。
役柄は「ひねくれ者で身勝手で自己中心的でナルシスト」、な男らしいんだけど、
傍から見てる分には全然無問題、もうなんでも許しちゃうよー。みたいな。
劇中、何度もヒロインのアンジェラとキスするほどの距離に顔が近づくのに
全然キスしないで終わってしまう。
男女関係なく顔を近づけるシーンがやたらに多いんですが、あれは監督、ワザとやってますね。
って、ここまで、「なんだ、ものすごく下らない映画評だな」と思われるかもしれないですが、「アイアンマン2」にしても「コンスタンティン」にしても、ハリウッド型超娯楽大作に関してはケチのつけようも、個人的感動も、あまり書く必要がないように思うのです。
すごい面白かったよー!と、それだけ。
2012年に「コンスタンティン2」が公開予定らしいです。
キアヌリーブスはまた使ってもらえるのかしら?
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■シャッターアイランド■
2010年・アメリカ
監督 マーティン・スコセッシ
出演 レオナルド・ディカプリオ
■あらすじ 〔by amazon.co.jp〕
精神を病んだ犯罪者だけを収容し、四方八方を海に囲まれた「閉ざされた島(シャッター アイランド)」から一人の女が姿を消した。
島全体に漂う不穏な空気、何かを隠した怪し気な職員たち、解けば解くほど深まる謎……。
事件の捜査に訪れた連邦保安官テディがたどり着く驚愕の事実とは!?
公開当時結構話題になってたと記憶する作品。
監督も主演もすごいじゃないですか。
でも、これに登場するデカプリオはなんだかちょっと顔は丸いし目つきの悪い童顔、というアンバランスさでどことなくオーラも薄かったので、観てる途中で何度も、これホントにディカプリオなの?と自問してしまいました。
今回はネタばれなしにしておきましょう。
最後のオチが物語の最大の要なのです。
何が真実でどうしてそうなってしまったのか…誰が悪いのか。
ただ、もうちょっと謎を深めて欲しかったなあ。
院長なんか最初から「いい人」すぎて、「あの院長すげ~怪しい」というワクワクさが乏しいのです。
事あるごとにナチの悪行と絡めたのは良かったけども。
相棒チャックもデカプリオを「ボス」と呼んでる割りにはタメ口だし、って、これは翻訳した人の演出ミスではないかと。
もちょっと二人の関係をしっかり描いておいたほうがエンディング効果が高いんじゃないのかなあ。
■私の評価
序盤は大変面白かったんですが、中だるみしてます。
でも耐えられる程度です。
一度観ても損はしないと思いますがおすすめはしません。
観終わった後にそこはかとない不快感が残る作品。
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■レディー・イン・ザ・ウォーター■
2006年 米
監督 M・ナイト・シャマラン
脚本 M・ナイト・シャマラン
■私の評価
私の評価を先に言えば、これはかなりの良作かと。これはとても好き。
世間一般では評価が低いようなんですが、私は本当によくできた作品だと思います。
この作品が肌に合う人なら存分な感動を授かりかつ心に残り、そうでない人にとってはどうでもいい作品。
だから私がおすすめしたからと言って、誰もが面白いと思う作品ではないのかもです。
■あらすじ
心に傷を持つアパート管理人クリーブランド。
ある晩、アパート付随のプールで無断で泳いでる少女を発見。
少女はクリーブランドの管理人室に住みついてしまう。
クリーブランドは少女の数少ない言葉を読み取り、それらをつむぎ合わせて謎を解き、アパートの住人たちの手を借りて彼女を助けようとする。
少女はストーリーと云う名で、水の精の国から、太古の昔に水精と決別してしまった人類を救済しにきたのだった。
アパートの住人たちは平凡な、どこにでもいるような人たちの集大成。
どうでもいい人生、大して人の役にも立たなそうに見える彼ら。
…だけどそうじゃなかったのです。
大した才能もないごくごく普通人々がそれでもがんばって水の精ストーリーを助け、そして人類の未来も救うのです。
なんでだか、観てる途中で知らず知らずに涙がハラリと。
主人公クリーブランドは真摯で前向きで、とてつもなく善良。それだけが取り柄の人です。
無条件で水の精霊ストーリーの言葉を信じ、役割を果たそうとする。
アパートの住人たちもそう。
誰ひとり、ストーリーの存在やらクリーブランドの基地外じみた言葉を疑わない。
だけどそれは当然。
だってこれは「おとぎ話」だから。
冒頭のナレーションで人間と水の精たちの関係が説明され、ぶっちゃけ「奥様は魔女だったのです。」と宣告されてるのです。
観客がそれを了承し、これはファンタジー部門の映画なんだなと認識しているのだから、登場人物たちがやはり何の疑いもなく、「水の精ナーフ=少女ストーリー」だと主人公に説明されて、それを受け入れるのは違和感のないことなのでは。
これは大人にもまだ残っている純真な心で素直に「おとぎ話」を受け入れ、未来につなげようじゃないかというお話なのでは。
だからこの作品唯一の被害者は「映画評論家」の男。
理屈で作品を評価し、「フィクション」、「誰かが作り上げた世界」を「くだらない」の一言で一刀両断に切って捨ててしまう男。(え?私?><)
クリーブランドも彼の理路整然とした推理に一度は惑わされてしまいます。
少女、ストーリーは口数が少なく神秘的で、自分じゃ何にもしない。
だけどもかなり強いオーラが出ています。
クリーブランドでなくても、彼女の力になりたい。と思わせるような。
2011-06-19 16:04